
日本は地震大国であり,いつどこで大きな地震が起こるかわからない.
この記事を書いている時点でもトカラ列島付近で地震が頻発しており,否応なく防災について意識させられる.
筆者も元から防災について関心があり,地震を含む災害情報を1日に何回か確認している.
PCで作業している時間が非常に長いため,PCでリアルタイムに地震情報を確認できないか調べたところ,今回紹介する「JQuake」にたどり着いた.
「JQuake」はWindows,Macはもちろん,Liunxにも対応しており,緊急地震速報以外の機能を無料で使用できる. 緊急地震速報は,月額550円(記事執筆時点)で使用できる.
この記事では,筆者が普段使いしているLinux(ZorinOS)にインストールし実際に使用するまでの手順を記載する.
「JQuake」はWindows,Macはもちろん,Liunxにも対応しており,緊急地震速報以外の機能を無料で使用できる. 緊急地震速報は,月額550円(記事執筆時点)で使用できる.
この記事では,筆者が普段使いしているLinux(ZorinOS)にインストールし実際に使用するまでの手順を記載する.
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目次
「Java 11」をインストール
「JQuake」はJavaで開発されており,Javaランタイム環境(JRE)が必要である.
筆者の環境では「Java 11」の環境でしかウィンドウが表示されなかったため,ここでは「Java 11」をインストールする.
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Java 11をインストールする.ターミナルを開き,下記コマンドを実行する.
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Javaのバージョンを切り替える.下記2行目のコマンドを実行し,バージョンを切り替える.
出力例1のようにバージョンが1つだけの場合は次の手順3に進む.
出力例2のように複数のバージョンがある場合には,バージョン11を選択する.下記例の場合は「1」を入力し設定する. -
Javaバージョンを確認する.下記のように「openjdk version」が11であればOK.
「JQuake」をインストール
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検索エンジンで「JQuake」と検索するか, https://jquake.net にアクセスし,使用するPCのOSに合う「JQuake」をダウンロードする.
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ダウンロードしたzipファイルを展開し,必要に応じて展開後のフォルダを移動する.筆者は「/opt」に配置した.
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JQuakeフォルダ直下の「JQuake.sh」の内容を一部編集する.下記のように2行目の「[JAR FOLDER]」部分を「JQuake.jar」があるフォルダパスに変更する. 筆者の場合は「/opt/JQuake_1.8.5_linux/」.
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ターミナルを開き,「JQuake.sh」を実行する.下図のようなウィンドウが表示される.
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設定ウィンドウでユーザーの場所を設定する.「JQuake」ウィンドウ左下の設定ボタンをクリックし,設定ウィンドウを表示する.
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ユーザーの場所を設定する.設定ウィンドウの「一般」タブ右カラムの「ユーザーの場所」項目に緯度と経度を入力し,保存するをクリックする.
緯度,経度はGoogleマップ上で右クリックをすると表示,表示された数値部分をクリックしてコピーできる.
Linuxアプリランチャーに手動登録
上記の方法では「JQuake」起動中はターミナルも起動しておかなければならない(ターミナルを閉じると「JQuake」ウィンドウも閉じる).
以下の記事ではアプリや実行ファイルを手動でランチャーに登録することで,ターミナルを起動せずに実行する方法を紹介している.