SanDisk-UltraDualDriveLuxe
突然だが,筆者はUSBメモリにこだわりを持っている.実用性はもちろんのこと,見た目や材質にまでこだわるタイプだ.数年前,何気なくAmazonを見ていると,メタリックなUSBメモリ(SDDDC4-1T00-J35)を発見,すぐにポチってしまった.
このUSBメモリは端子がUSB-AとUSB-Cの2種類を備え,通常のPCとMacBook等の両方でそのまま挿して使うことができる.また,筐体が金属でできているため,見た目がかっこいいことはもちろんのこと,大量の読み書きで多少発熱しても,直ちに放熱される.
実用性もUSB 3.2 Gen 1 に対応しているため,高速で読み書き可能だ.ここ数年間で容量違いを3,4本くらい買っている.
そんな折,SanDiskから新たなUSBメモリが発売された.黄金のUSBメモリである. 直前まで使っていたUSBメモリがちょうど故障したこともあり,早速購入してみた. 黄金モデルは日本未発売のため,海外パッケージ品を輸入し国内で販売しているショップから購入した. 購入したのは512GBモデルのSDDDC4-512G-G46GD.
SanDisk-USBmemory-UltraDualDriveLuxe
左が従来のUSBメモリ,右が今回購入したUSBメモリ
見た目はやっぱりかっこいい.これまでも高級感があったが,黄金なだけあって存在感があり,所有欲を満たしてくれる. とはいえ,ガジェットたる者,その実用性がなければ意味がない.お前の能力はいかほどか,と言わんとばかりに読み書き速度を測定してみた. 使用したPCのスペックは以下左の通り.なお,下記PCにはUSB-C端子がないため,USB-A端子のみで実測する.
検証用PCスペック
マザーボード ASUS PRIME H-370-A
CPU Intel Core i5-9400
メモリ 8 GB
使用USB端子 USB 3.1 Gen 2 (USB-A)
OS Windows 10
測定用アプリ CrystalDiskMark
黄金USBメモリスペック
メーカー SanDisk
型番 SDDDC4-512G-G46GD
容量 512GB
シーケンシャルリード速度 400MB/s
端子 USB-A
USB-C
インターフェイス USB 3.2 Gen 1
言わずもがな,しょぼいスペックではあるが,一応数年前の自作PCである. 以下が速度測定結果である.
hoge
黄金USBメモリ(SDDDC4-512G-G46GD)の速度測定結果
シーケンシャルリードはパッケージ表記に近い速度が出ている.中身SSDかと疑うような速さだ.ランダムリードはお世辞にも「速い」とは言えない数値だが,実用に耐えうる速度だろう.
シーケンシャルライトも問題はなさそうだ.ランダムライトは...ん?桁,違わない?
参考までに,同じSanDisk製の色・容量違いのUSBメモリ(SDDDC4-1T00-J35)の結果がこちら.
hoge
銀色USBメモリ(SDDDC4-1T00-J35)の速度測定結果
シーケンシャルリードは半分程度の速さだが,全体的に実用に耐えうる速度である.特にランダムライトは1MB/s程度の速度が出ており,「遅い」が実用性はある. その後,再フォーマットやドライバ更新,別PCでも同様の結果だったため,初期不良を疑い,交換してもらうことにした.
後日,
迅速かつ丁寧な対応ですぐに交換品が届いた.再度上記PCで速度テストを実行した.
hoge
交換品の黄金USBメモリ速度測定結果
えぇ...
他のSanDisk製のUSBにも書き込み速度は書いていなかったが,最低限実用性のある速度だった.
書き込みの 速度書いてよ 「仕様です」...せんだみつお
密かに,LinuxでもいれてブータブルUSBを作ろうとも考えていたが,OSは頻繁に読み書きを行うためこの速度では無理だ. (そもそも,読み書きが頻繁に発生するOSをUSBメモリに入れること自体,寿命を著しく低下させるわけだが)
黄金の見た目で選ぶか,堅実に実用性で選ぶか —
交換対応時に返金または交換を提案されたが,目の前の"金"に目がくらんだ結果か.
丁寧かつ迅速な対応をしていただいたショップのスタッフさん,ありがとうございました. また,お手数をおかけして申し訳ございません.ランダム書き込みが遅いのは仕様だと思います.
何はともあれ,大人しく大容量データ倉庫USBメモリとして使っていくとします.