Linuxアプリランチャーに手動登録

Linuxでは一部のアプリや実行ファイルを使用する際，ターミナルからコマンドを入力して起動する必要がある．毎回コマンドを打ち込むのは面倒であり，何よりサードパーティ製のランチャー（Ueliなど）に表示されないこともある．この記事では筆者が普段使いしているZorinOS（Ubuntu）を例にしてアプリランチャーに手動で登録する方法を記述する．

アプリランチャーに表示されるアプリは「/usr/share/applications/」に「アプリ名.desktop」というファイルが置かれているが，一部のアプリや自作した実行ファイル等は「/home/ユーザ名/.local/share/applications/」に「アプリ名.desktop」ファイルが置かれる．一般にユーザが追加する「.desktop」ファイルは後者のホームフォルダ内に置く．
ここでは「JQuake」アプリを例にファイルを作成し，アプリランチャーに登録する．

下記の例を参考にファイルを作成し，「/home/ユーザ名/.local/share/applications/」に「JQuake.desktop」という名前で保存する．
7行目の「Icon」は任意だが，筆者はインターネットからアイコン画像をダウンロードし使用している．
下図のようにアプリランチャーにアイコンが表示されれば完了．

ubuntu-appLauncher_JQuake — アプリランチャーに登録された

ランチャーアプリ「Ueli」はデフォルトでは「/home/ユーザ名/.local/share/applications/」にあるアプリは表示されない．ここでは「/home/ユーザ名/.local/share/applications/」を検索対象に追加し，「Ueli」から起動できるようにする．

アプリランチャー「Ueli」を起動する

Ueliウィンドウ
[Ctrl][,]で設定を開く

Ueli設定画面
左カラムから「Application Search」を選択し，「Application Folders」の最下部に「/home/ユーザ名/.local/share/applications/」を入力して，入力欄右の「＋」を押して検索対象に追加する．

Ueli設定画面-Application Search

「.desktop」ファイルを作成する

【Tips】ランチャーアプリ「Ueli」に登録